新潟大学教育学部 附属新潟小学校は、研究会、研究授業、カリキュラム・マネジメント、見方・考え方、主体的・対話的で深い学び、教科等横断的、資質・能力、教育課程の編成、コンピテンシー・ベイス、豊かに考える子ども、学習指導要領、を取り組んでいます。 新潟大学教育学部 附属新潟小学校は、研究会、研究授業、カリキュラム・マネジメント、見方・考え方、主体的・対話的で深い学び、教科等横断的、資質・能力、教育課程の編成、コンピテンシー・ベイス、豊かに考える子ども、学習指導要領、を取り組んでいます。
 
新潟大学教育学部 附属新潟小学校は、研究会、研究授業、カリキュラム・マネジメント、見方・考え方、主体的・対話的で深い学び、教科等横断的、資質・能力、教育課程の編成、コンピテンシー・ベイス、豊かに考える子ども、学習指導要領、を取り組んでいます。
社会科:八幡 昌樹
社会科:八幡 昌樹
附属新潟小学校年目になりました。年生を担当しています。

今年度の研究のキーワードは「我が国の産業と外国とのかかわり」「持続可能な社会づくり」です。


自動車づくりにはげむ人々E
   この時間のねらいは,「製造の工程に着目して,優れた製品を生産するために様々な工夫をしていることをとらえる」ことです。

まず,自動車が完成した工場の写真と販売店に並んでいる自動車の写真とを並べて提示しました。子どもは自動車が工場からお店に運ばれている,どうやって運んでいるのかを疑問をもちました。そして,「完成した自動車はどうやってわたしたちのところに運ばれてくるのか」と学習問題を設定しました。

予想をすると,「工場の人が運転してくる」「自動車を運ぶ自動車がある」「自動車専用の船がある」と考えました。

調べると,キャリアカー,自動車専用船があると分かりました。そして,それぞれの輸送手段の特徴,長所,短所を調べました。キャリアカーは,工場から近い場所,鉄道や港がなくても大丈夫,積むのに1時間かかる。自動車専用船は,工場から離れた場所,6000台,時間がかかる。これらのことが分かりました。さらに,働く人の思いを問いました。子どもは「傷付けない。働く人の努力がムダになる」と考えました。

そして,キーワードを「キャリアカー」「自動車専用船」として,結論をまとめました。
板書  板書
自動車づくりにはげむ人々D
   この時間も教育実習生と授業を構想し,実習生が実践した授業です。
この時間のねらいは,「工場相互の協力関係に着目して,関連工場必要なときに必要な数だけ納品することで効率よく作業ができるいることをとらえる」ことです。

まず,組み立て工場と関連工場の位置が分かる地図を提示しました。子どもは,「往復しないといけない」「できるだけたくさん運べばいい」と気付きました。次に,関連工場からシートを出荷する様子を写した写真を提示しました。子どもは「そんなにたくさん運んでいないのはなんでだろう」と疑問をもちました。そして,「なぜ一度にすべての部品を運ばないのか」と学習問題を設定しました。

予想をすると,「他の工場からも来る」「一度に持っていっても必要ないかもしれない」「(たくさんあると)組み立てる人が焦る」と考えました。

教科書や資料集を使って調べると,ジャストインタイム方式で必要なとき,必要なものを,必要なだけ部品が届くようになっていることが分かりました。つくる自動車とシートの順番を揃えていることも分かりました。そして,考えられることを問いました。子どもは「保管する場所の問題。費用や部品が無駄になるのだ」と考えました。

そして,キーワードを「ジャストインタイム方式」「必要なとき」「無駄」として,結論をまとめました。
板書  板書
自動車づくりにはげむ人々C
   この時間も教育実習生と授業を構想し,実習生が実践した授業です。
この時間のねらいは,「工場相互の協力関係に着目して,大規模な工場と関連工場とが結び付いていることをとらえる」ことです。

まず,熊本地震が発生した事実を白地図とともに提示し,その後に愛知県の自動車工場がストップした事実を説明しました。子どもは熊本で起きた地震なのに,遠く離れた愛知県の工場がストップしたことに驚き,疑問をもちました。そして,「熊本で起きた地震なのに,なぜ愛知県の工場もストップしたのか」と学習問題を設定しました。

予想をすると,「熊本でしか作れないものを作っていた」「部品を作っていてつながっていた」「船や飛行機が動かなかった」と考えました。

まず,熊本と愛知の工場で作っているものを提示しました。調べると,熊本ではエンジンや屋根を作っていること,愛知では自動車を作っていることが分かりました。さらに,第一次,第二次,第三次関連工場の図を提示しました。自動車を作るための部品がつながっていることが分かりました。そして,考えられることを問いました。子どもは「一つでもかけたらダメ,協力しているのだ」と考えました。

そして,キーワードを「第一次,二次,三次関連工場」「協力」「部品」として,結論をまとめました。
板書  板書
自動車づくりにはげむ人々B
   この時間も教育実習生と授業を構想し,実習生が実践した授業です。
この時間のねらいは,「自動車工場では働く人たちの安全で働きやすい環境にする様々な工夫をしていることをとらえる」ことです。

まず,機械周辺を柵で囲っている様子,見晴らしのよい食堂の写真,「快適にすることも大事な工夫」という話を提示しました。子どもは何が大事な工夫なのかを疑問をもちました。そして,「自動車工場では快適にはたらくためにどんな工夫がされているのだろうか」と学習問題を設定しました。

予想をすると,「疲れたらリラックスできる」「人がやりやすくしている」と考えました。
調べると,冷暖房の装置があること,座ったままで作業ができること,台車の高さを調節できるといったことが分かりました。

そして,結論を問いました。子どもは「快適」「働いている人」をキーワードとして,結論をまとめました。

この授業の課題は,始めに「快適」という言葉を出してしまったために,子どもの問題意識が十分に高まらなかったこと,調べた後に子どもが考える場面が少なくなったことです。
最初に「快適」という言葉を出さず,調べて分かった後にどういう工夫だと言えるかを問うことで,子どもから「快適」「働きやすい」といったワードを引き出せればよかったと考えます。

板書  板書
自動車づくりにはげむ人々A
   この時間は教育実習生と授業を構想し,実習生が実践した授業です。
この時間のねらいは,「製造の工程に着目して,優れた製品を生産するために様々な工夫をしていることをとらえる」ことです。

まず,部品の数と完成した自動車の写真,生産にかかる時間を提示しました。子どもは30000個という部品の数に対して17時間という短い作業時間に疑問をもちました。そして,「3万個もの部品を使っているのに,なぜ17時間という短い時間で作っているのか」と学習問題を設定しました。

予想をすると,「機械を使っている」「人も作っている」と考えました。

調べると,機械,ロボット,人で作業を分担し,プレス⇒溶接⇒塗装⇒組み立て⇒検査⇒完成の工程になっていると分かりました。そしてそれが流れ作業ということも分かりました。なぜ流れ作業でやるのか目的を問いました。子どもは「効率がいい。消費者にとっても短い時間だとよい」と考えました。

そして,キーワードを「分担」「流れ作業」「効率がいい」として,結論をまとめました。
板書  板書
自動車づくりにはげむ人々@
   「自動車づくりにはげむ人々」の学習のスタートです。

この時間で単元を貫く学習問題を設定します。まず,日本の自動車保有台数の変化を表したグラフを提示しました。子どもは,「年々増え続けている」「保有する割合が2人に1台になった」といったことに気付きました。

次に,自分の生活と自動車とのかかわりを問いました。旅行や塾の送り迎えなど様々な場面を思い浮かべ,ないと不便で自動車はなくてはならないものだと考えました。

さらに,これから考えていきたいことを問うと,「自動車をつくる工場の工夫や努力」を調べて考えていきたいということになり,「自動車工場ではどんな工夫や努力をして自動車を作っているのか」を単元を貫く学習問題として設定しました。
板書  板書
わたしたちのくらしの中の工業生産B
   この時間のねらいは,「我が国には海岸沿いに大きな工業地帯が広がっていること」をとらえることです。

まず,主な工業地帯を白地図に書き込ませました。子どもは「ほとんど海に面している」「太平洋ベルトがある」といったことに気付き,なぜ海沿いにあるのかを疑問に思いました。そして,「なぜ工業地帯・地域はほとんど海沿いにあるのか」と学習問題を設定しました。

予想すると,「船で輸送しやすいから港の近くにある」と考えました。

調べ始めると,港のある場所と工業地帯・地域で作る物,運ぶ物に注目して情報を集めました。それらの関係性から,「重い物を運べる」「交通の費用がかからない」「工業地帯・地域では機械をたくさん作っている」と考えました。

そして,キーワードを「重い物」「費用」「輸出入」と決めて,結論をまとめました。

課題は,情報が過多になりまとめきれない子どもがいたことです。予想の段階で子どもが空港も海沿いにあると考えたことから,空港にも着目しました。そのため,調べる段階で空港や高速道路といったその他の輸送方法までも調べ始めました。結果として,情報が過多になって収束を図ることが難しくなってしまいました。
板書  板書
わたしたちのくらしの中の工業生産A
   この時間のねらいは,「日本の工業生産額が工業製品の普及とともに増えてきた」ととらえることです。

まず,工業生産額の変化のグラフを提示しました。子どもは1990年まで増えてきて,それ以降に減っていると気付き,なぜそうなったのかを疑問に思いました。そして,「日本の工業生産額は,なぜ1990年まで増えて,それから減っているのか」と学習問題を設定しました。

調べ始めると,主な工業製品の家庭での普及率の変化のグラフを手掛かりに,工業生産額と関連付けて「生活が便利になって工業製品が増えてきた」「ある程度普及すると生産額も減ってきた」と考えました。

そして,「工業生産額は生活の変化に伴う工業製品の普及とともに変わってきた」ととらえました。
板書  板書
わたしたちのくらしの中の工業生産@
   工業の単元に入りました。

まず,身近にある工業製品を思い浮かべることからスタートしました。子どもは「自動車」「冷蔵庫」といった家庭にある物から,「新幹線」「船」といった町の中にある物まで幅広く考えました。中には「バルブ」なんてドラマの影響を受けたものも…

それらを「どの家庭にもある物」「家庭にはない物」「その中間」の3段階にピラミッドチャートを使って分類しました。その結果から,私たちの生活は工業製品に支えられていると考えました。
さらに,工業の種類(機械,金属,化学,食料品,繊維,その他)ごとに分類し,様々な種類があることに気付きました。
板書@  板書@
自然条件と人々のくらし
   【本時のねらい】
沖縄県の人々は持続可能な社会をつくりたいという思いをもって水不足を克服してきたことをとらえる。

【学習問題を設定するための手立て】

沖縄県での給水制限の回数の推移(2段階での提示)

【学習問題】
「沖縄県は水不足になりやすいはずなのに,なぜ平成になってから給水制限をしなくなったのか」

【課題解決させるための手立て】

調べる活動を設定し,取組の影響と目的とを問う

【成果】

段階的に提示したことにより,給水制限が多かった時期と無くなった時期とのズレを生んで学習問題を設定できた。目的を問うたことによって,「未来まで」と持続可能性について考えた発言があった。

【課題】

調べて分かったことを基に,影響と目的を問うたが,給水制限の回数が減ったという事実を提示しているため,影響を問うても効果がなかった。
自然条件と人々の暮らし〜あたたかい地域のくらし 学習指導案  自然条件と人々の暮らし〜あたたかい地域のくらし 学習指導案
自然条件と人々の暮らし〜あたたかい地域のくらし 学習指導計画  自然条件と人々の暮らし〜あたたかい地域のくらし 学習指導計画
水産業のさかんな地域
   【本時のねらい】
水産業にかかわる人たちの工夫や努力によって,ホッコクアカエビの漁獲量が少しずつ増加していることをとらえる。

【学習問題を設定するための手立て】

ホッコクアカエビの漁獲量の推移

【学習問題】
「大きく増えたり減ったりした時期があったのに,なぜホッコクアカエビの漁獲量が少しずつ増えるようになったのか」

【課題解決させるための手立て】

調べる活動を設定し,立場ごとに取組の目的を問う

【成果】

時間の経過による漁獲量の推移を提示したことにより,持続可能性,人々の工夫や努力に着目させることができた

【課題】

ホッコクアカエビの資源を保護することと利益の確保という漁師の葛藤にまで焦点を当てる必要があった。
水産業のさかんな地域 学習指導案  水産業のさかんな地域 学習指導案
水産業のさかんな地域 学習指導計画  水産業のさかんな地域 学習指導計画
社会科夏フェスの参加ありがとうございました
   8月4日(土)に長岡で開催した「社会科夏フェス2018」には、県内全域から40人以上の先生方,大学生から参加していただきました。
参加した方からは「おもしろい実践発表がたくさん聞けたので勉強になった」「日々の社会科で疑問に思っていることが解消できた」など大変好評でした。
また,来年も開催します。お楽しみに!
「昔は小さかったのに,なぜ沖ノ鳥島は大きくなったのか」
   最初に日本の東西南北の“はし”を調べました。
その中で,沖ノ鳥島を取り上げ,昔と今の写真を提示しました。子どもは,「昔は小さい岩だった」「今は大きくなって島のよう」と気付きました。比較して生まれた疑問から「昔は小さかったのに,なぜ沖ノ鳥島は大きくなったのか」という学習問題を設定しました。

子どもの予想は,「年月をかけて周りの岩がくっついた」という自然説,「周りをコンクリートで固めた」という人口説の2つが挙がりました。

予想を確かめるために調べ始めると,「水没防止のため」「700億円かかった」「沖ノ鳥島がなくなると経済水域が40%減ってしまう」「天然資源物の開発や漁ができる」ということが分かりました。それらをつなげてまとめ,「工事をして周囲を守ったから」島が大きくなったのだと考えました。

そして,「水没すると経済水域が40%も減ってしまうから,人口で周囲を守る工事をした。だから沖ノ鳥島は大きくなった」と結論を出しました。

子どもに,南の端の小さな島だけど,日本にとって大きな意味のある島なのだと考えさせることができました。
板書  板書
初等教育研究会が終わりました 2018
   初等教育研究会では,「わたしのまちの物語〜平成編〜」〜市の様子の移り変わり〜の学習を授業公開しました。その授業の様子をご紹介します。

(1日目)
 新潟総おどりを外国でおどっている様子の一部を段階的に提示しました。子どもは,新潟でおどっているはずの総おどりが外国で行われていることに疑問をもちました。このときの子どもが,外国とのかかわりに着目し,地域の人々の生活と関連付けて考える「見方・考え方」をもった姿です。そして,「新潟でおどる総おどりのはずなのに,なぜ外国でおどっているのか」という学習問題を設定しました。
 それについて予想すると,「新潟の人が外国の人に文化を伝えたかった」「新潟の人が外国の人におどりを教えた」などを挙げました。さらに,何が分かると学習問題を解決できるかを問うと,子どもは「外国でおどっている理由」が分かるといいと考えました。これが課題解決への見通しをもった姿です。
 そして,新潟総おどりの歴史,新潟総おどりと外国とのかかわりが分かる資料を提示しました。フランス,ロシア,中国など,様々な国の都市で総おどりが披露されていることに気付きました。
 次に,外国のいろいろなまちで発表している影響と目的とを問いました。すると子どもは,「いろいろな国の人に知ってもらえる」「新潟のことをもっと知ってもらうため」と考えました。
 そして,ここまで考えたところで学習問題の結論をまとめさせました。

(2日目)
 新潟市芸術文化会館で外国人が演奏している様子の一部を段階的に提示し,様々な国の演奏家が出演している事実を説明しました。子どもは,自分が発表したことのある場所で多くの国から来た演奏家が集まっていることに疑問をもちました。このときの子どもが,外国とのかかわりに着目し,地域の人々の生活と関連付けて考える「見方・考え方」をもった姿です。そして,「新潟なのに,なぜ新潟市は遠くのいろいろな国から外国人を集めてイベントをするのか」という学習問題を設定しました。
 それについて予想すると,「新潟の人が外国に行かなくても聴けるように」「新潟の人が外国の音楽を聴きたいから」などを挙げました。さらに,何が分かると学習問題を解決できるかを問うと,子どもは「新潟でやっている理由」が分かるといいと考えました。これが課題解決への見通しをもった姿です。
 そして,このイベントを企画した新潟市役所の方の話を資料として提示しました。子どもは,姉妹都市であるフランスのナント市で生まれたイベントであること,気軽に楽しめる公演であることなどに気付きました。
 次に,外国の人を集めている影響と目的とを問いました。すると子どもは,「新潟市民が楽しめる」「外国とのつながりを深めるため」と考えました。
 そして,ここまで考えたところで学習問題の結論をまとめさせました。

【2日間のシェアリングタイムを通して】
 シェアリングタイムに参加した先生方からは,「学習問題の設定まではよかった」「課題解決のための資料が適切でなかった」「資料の内容が難しすぎる」といったご意見をいただきました。2日間とも,学習問題の設定まではよかったが,課題解決のために調べる,考える場面に課題が残る授業になりました。
 
 今回の初等教育研究会を通して学んだことを,今後の研究,授業実践に生かしていきたいと思います。ありがとうございました。
学習指導案(1日目)  学習指導案(1日目)
学習指導案(2日目)  学習指導案(2日目)
板書(1日目)  板書(1日目)
板書(2日目)  板書(2日目)
学習指導計画  学習指導計画
こんな授業をしました「わたしたちの市の様子」B
   資料を提示した後の授業の様子です。

 子どもは「どこから,どうやって,何のために」万代や新潟駅に来たのかを資料から調べました。
分かったことを3つの観点に整理しました。 
【建物】大型商業施設 デパート ビル バスセンター 駐車場
【交通】車 バス 電車 新幹線 タクシー
【目的】仕事 買い物 食事 旅行 勉強 遊び イベント

 分かったことからどんなことが考えられるかを問いました。
「店が多くてにぎやかだ」「にぎやかだからバスや電車が必要」「いろいろな目的を果たせる」「万代には大型商業施設やデパートがある」「駅には電車や新幹線,バスもあって交通が便利」「他の県や市からも来ている」
 子どもたちは,どんどんつなげて考えていきました。

 そこで,最後に学習問題「なぜ万代や新潟駅にはたくさんの人が集まるのか」の結論を問いました。
 子どもたちのまとめは…
「仕事や買い物などの目的を果たせる建物がたくさんあって,そこに行くための交通も便利だからたくさんの人が集まる」となりました。

こんな授業をしました「わたしたちの市の様子」A
   学習問題を設定した後の授業を紹介します。

 学習問題「なぜ万代や新潟駅にはたくさんの人が集まるのか」の予想をしました。
子どもの予想は,主に3つの観点に分類されるものでした。
【建物】建物やスーパーが多い 大きな建物や店がある(ホテルなど)
【交通】バスが止まる 新幹線や電車が止まる
【目的】買い物に便利 仕事 学校 旅行
 分類した後には,「旅行に行くから新幹線や電車を使う」「お店があるからバスが止まる」などと,予想したこと同士をつなげて考える子どももいました。

 そんな予想をした子どもに,万代や新潟駅にいる人たちに「どこから,どんな手段で,何のために来たのか」を調査したデータを提示しました。
こんな授業をしました「わたしたちの市の様子」@
   第1弾は「わたしたちの市の様子」から,交通の広がりと土地利用に着目して「交通の結節点には様々な商店や施設があり,多くの人が集まる」をとらえることをねらった実践です。
 
 まず,学習問題の設定までを紹介します。
 
 始めに,新潟市内の歩行者交通量の多い地点をランキング形式で発表しました。5位以内の地点は,いずれも中央区です。内訳は,万代地区が4地点,新潟駅前が1地点となっています。子どもは,すべて中央区であることに気付き,「8つの区で一番小さいのに…」「ほかもあるかと思ったけど,なぜ中央区しかないのだろう?」と問いをもちました。そして,「なぜ万代や駅前にはたくさんの人が集まるのだろうか」という学習問題を設定しました。
昔の道具とくらし
   今回の研究授業は「昔の道具とくらし」でした。

今回の授業で設定したとらえさせたい知識は,
「昔の人たちは,いろいろな道具に外国の技術を取り入れて日本の生活に合うように改良する工夫をしてきた。そのような道具がどんどん普及し,今の便利な生活につながっている」です。昔の人たちが“知恵を働かせてきたことや工夫してきたこと”をとらえられるようにすることを大切にしたいです。
 
この学習で働かせる「見方・考え方」は,「空間的な広がり,人々の工夫や努力に着目すること」です。

私が提案するのは,昔の人たちの知恵や工夫の中には「外国の技術を取り入れて生活に関する道具を改良してきた」のように,私たちが生活する地域社会は,外国との関わりがあることで豊かになってきたと子どもにとらえさせることです。

しかし,今回の授業では課題解決をするために必要な資料が不十分だったため,子どもがゴールにたどり着くことが難しかったです。反省を踏まえて,今後の実践を改善していきたいと思います。

参考にならないかもしれませんが,単元,授業の詳細につきましては,学習指導案,学習指導計画をご覧になってください。
学習指導案 3年「昔の道具とくらし」  学習指導案 3年「昔の道具とくらし」
学習指導計画 3年「昔の道具とくらし」  学習指導計画 3年「昔の道具とくらし」
H29.9 研究計画  H29.9 研究計画
「店ではたらく人の仕事」
   今年度最初の研究授業は「販売の仕事」でした。

今回の授業で設定したとらえさせたい知識は,
「販売の仕事は,消費者の多様な願いを踏まえ売上げを高めるように,外国の商品を仕入れる工夫をしていること」です。新学習指導要領に加わった“売上げを高めるように”を大切にしたいです。
 
この学習で働かせる「見方・考え方」は,「人々の工夫や努力に着目すること,自分の生活と関連付けて考えること」です。

私が提案するのは,「他地域や外国との関わり」について,商品の産地や仕入れ先の名称と位置をとらえさせることに止めず,「日本では獲れないバナナを買ったり,肉を安く買ったりできるのは,お店の人がお客さんの願いに合わせて,売上げを高めるように外国の商品を仕入れて売っているからだ」のように,外国との関わりがあることで自分の生活が豊かになっていると子どもにとらえさせることです。

今回の授業のゴールにおける子どもの実際の記述です。
「お店の人は,子どもからお年よりまでのほしいに答えるためにわざわざ遠い外国から,仕入れていたことが分かりました。遠い外国から仕入れるとひょうばんも高くなりもうかります。ぼくは,国産の食べ物をけっこう食べるけど,今回の授業で,外国から仕入れているものも大事だなと思いました。大事だと思った理由は,外国の商品もわざわざ新潟までとどけてくれて,お客さん(わたしたち)がうれしくなるからです」

単元,授業の詳細につきましては,学習指導案,学習指導計画をご覧になってください。
3年「店ではたらく人の仕事」学習指導案  3年「店ではたらく人の仕事」学習指導案
3年「店ではたらく人の仕事」学習指導計画  3年「店ではたらく人の仕事」学習指導計画
H29.7月 研究計画  H29.7月 研究計画
初等教育研究会が終わりました!
   初等教育研究会では,「Oh!せんべいのヒ・ミ・ツ」〜ものをつくる人の仕事〜の学習を授業公開しました。その授業の様子をご紹介します。

(1日目)
 せんべいAとせんべいBを食べ比べました。次に,それらのせんべいのパッケージを見ました。すると,せんべいBは原材料の米が米国産であることに気付きました。そして,「なぜ,せんべいBは米国産の米を使っているのか」という学習問題を設定しました。それについて予想すると,「国産だけでは足りなくなる」「米国産の方がいっぱいとれる」「米国産の方がおいしい」などが挙げられました。
 そして,せんべいをつくるための国産加工用米と米国産米の輸入量の資料を調べました。国産は増えたり減ったりするけれど,米国産はいつでも同じ量だと分かりました。そこから,とれる量が少ないときのために,少ない分を米国産にしているのだろうと考えました。

(2日目)
 国産と米国産の価格の違いをグラフから調べました。国産の方が3倍も高くなっていることが分かりました。これまでに分かったことから,仕入れる価格が安く,米の量が少なくて足りないことがないようにするために米国産の米を使っているのだと考えました。
 次に,米以外の原材料である小麦,油,大豆,ごまが外国から輸入しているものが多いことを資料から知りました。アメリカ,カナダ,中国,ミャンマーなど遠い国も含めていろいろな国とかかわりがあることを世界地図で確かめました。
 ここまでに自分たちが考えたことを工場で働く人に話を聞いて確かめました。その話から国産はとれる量や価格が年によって違いがあり,安定的に仕入れるために米国産を使っていると教えてもらいました。
 最後に,学習問題の答えとそれに対する自分の考えをまとめました。

 シェアリングタイムに参加した先生方からは,「教師の思いと子どもの問題意識に差があり,子どもの疑問になりきっていない」「ゲストティーチャーの話の内容を子どもがとらえきれていない」といったご意見をいただきました。
 指導者の先生からは「今の子どもと大人では,外国とのかかわりに対するイメージに違いがある」「この学習問題は見方を変えれば,中学校でも高校でも大学でも取り上げられるものである」といったご指導をいただきました。
 
 今回の初等教育研究会を通して学んだことを,今後の研究,授業実践に生かしていきたいと思います。ありがとうございました。
学習指導案(1日目)  学習指導案(1日目)
学習指導案(2日目)  学習指導案(2日目)
学習指導計画  学習指導計画
「昔の道具とくらし」
   今回は,「昔の道具とくらし」の単元において,寒い冬を暖かく過ごすための道具の中にも,昔の人々が外国から取り入れる知恵を働かせてきたことをとらえさせたいと考え,授業を行いました。

 取り上げるのは,ストーブとカイロです。石炭,石油ストーブはどちらもヨーロッパで作られた物を取り入れたのが始まりです。また,カイロは,白金カイロから使い捨てカイロへと変わってきました。これらも外国で使われていた物を基に日本で開発され,広まってきた物です。つまり,ストーブもカイロも外国の物を取り入れて自国化し,暖かい生活をする上で欠かせない道具になっていった物です。

 まず,寒いときに使う道具を問いました。子どもは,ストーブ,こたつ,カイロ等を挙げました。次に,新潟市の現在・30年前・60年前の12月の気温を提示して,疑問に思うこと,みんなで考えたいことを問いました。すると子どもは,現在より30年前,30年前より60年前の方が寒い,昔の方が機械もなかったはずだなどと考え,学習問題を「昔の方が寒かったのに,どうやって暮らしていたのか」と設定しました。

 次に,学習問題に対する予想と解決するための方法を問いました。子どもは,「いろりで暖まった」「ストーブをつけていた」などと道具に関する意見を出しました。調べる方法を問うと,祖父母 
,父母に聞いて調べると考えました。

 祖父母、父母に話を聴いて調査する時間を設定しました。話を聴くと,「毛皮」「薪ストーブ」「布団を重ねた」と昔使っていた道具を聞き取ってきました。そして,その情報を全体で交流し,共有しました。

 次に,最初に子どもたちがよく使うものとして挙げたストーブとカイロを使ったくらしが分かる資料とツールを提示しました。この資料の中には,祖父母,父母が子どものころ,現在の3つの時期のそれぞれの特徴を載せました。その中に,外国から取り入れられたことも情報として含まれています。子どもは家族に聞き取ったこと,資料から分かることを基にして話し合いました。そして,暖かく過ごすための道具の中には,外国から取り入れたものがあること,それを改良してきたことで,生活が便利になってきたことに気付きました。

 最後に結論を問うと,「外国から来たものを工夫して改造したから,どんどん便利になった。だから,寒さをしのげた」のようにまとめました。さらに,これまでの学習をふり返らせると「家族に昔のことを聞いて,資料を使って班で話し合ったから結論が出せた」と課題解決において発揮した資質・能力を自覚していました。

3年「昔の道具とくらし」指導計画  3年「昔の道具とくらし」指導計画
3年「昔の道具とくらし」学習指導案  3年「昔の道具とくらし」学習指導案
「IN MY CITY]
   今回は,「わたしたちの市の様子」の単元において,新潟市中心部にある外国語表記を設置する新潟市の取組について学習します。

 まず万代にある外国語表記が付いた観光案内地図を提示しました。子どもは「外国人のために外国語が書かれている」と考えました。次に,その観光案内地図から日本語の音声案内が流れる動画を提示しました。これを見て子どもは「なぜ英語で言わないのか」「なぜ日本語しか流れないのか」と疑問をもちました。そして,学習問題「外国語が書かれているのに,なぜ日本語の音声しか流れないのか」を設定しました。

 学習問題について予想させました。この予想が課題解決における視点につながるからです。子どもは「耳が不自由な人のためかな」「他の県から来た人のため」などと考えました。次に解決するための方法を問いました。子どもは,この地図を作った人に話を聞きたいと考えました。

 そこで,新潟市の外国語表記の指針となるサインマニュアルの取組を担当している新潟市まちづくり推進課の方をお迎えして,外国語の表記に関する疑問についてインタビューしました。分かったことはノートにメモしました。その中で「外国の人のため」「耳が不自由な人のため」「ユニバーサルデザインの考え」といった話を聞きました。
 
 分かったことをどのようにまとめるかと問うと,これまでの学習で活用してきた“ハウスチャート”を使えばいいと考えました。班ごとにハウスチャートに分かったことを付箋紙に書いて貼り,分かったことから考えられることをまとめました。

 そして,学習問題の結論を問いました。子どもは自分の考えを「みんな(他の国,県,市から来た人,高齢者,目が不自由な人など)にとってやさしいこと(便利,使いやすい)ことを新潟市役所で働いている人がしている」とまとめました。

 詳しい授業と単元の内容については,指導計画,学習指導案,研究計画をご覧ください。
H28.7月研究計画  H28.7月研究計画
3年「IN MY CITY」指導計画  3年「IN MY CITY」指導計画
3年「IN MY CITY」学習指導案  3年「IN MY CITY」学習指導案
初等教育研究会へのご参加ありがとうございました!
   

2月4,5日の初等教育研究会には,たくさんの先生方から授業を参観していただきました。また,シェアリングタイムでも貴重なご意見を多数いただきました。誠にありがとうございました。


今回は,「ごみってごうなる?ごみをどうする?」の単元を公開しました。実際の授業の様子をお伝えします。
【1日目】
まず,ごみステーションの場所が動いている写真を連続で提示しました。子どもは写真を見てごみステーションの場所が変わっていることに疑問を感じました。みんなで考えたいことを問うと,子どもは「いつ,だれが,なぜごみステーションのかごを動かしたのか」という学習問題を設定しました。
学習問題に対する予想を問うと「ごみを出しやすくするため」「近かったり遠かったりするとずるいから」といった考えが出されました。この学習問題を解決するために,ごみステーション周辺の様子が分かる写真を載せた地図を資料として提示し,班毎に配付しました。これが本時における「対象」です。子どもは「対象」から,「カラスに持っていかれないように」「電柱の近くにごみステーションがある」といった情報を読み取りました。
その後,学習問題の結論を問い,班で考えをまとめた後,全体で交流しました。子どもは「地域の住民が平等に出せるように朝早くからかごを動かしている」と仮説をまとめました。

【2日目】
1日目をふり返って,最初の予想と終末の仮説で変容が見られなかったので,資料を修正して提示することにしました。道幅に着目できるようにしたのです。子どもは,ごみステーションを動かしている通りは道幅が狭く,動いていない通りは道幅が広く歩道の上に置いてあることを読み取りました。そして,自分の生活経験からごみステーションが家の前にあって邪魔だったと考えた子どもの発言から話合いが進み,「邪魔にならないように責任を分けている」と,改めて仮説をまとめ直しました。
その仮説が正しいかを確かめるために,このごみステーションがある町内会の会長さんを招いてお話を聞きました。それを聞いて「ごみステーションを置く場所がないことを話し合って協力することに決めた」「住民がきまりを守って,きれいに捨てている」といったことに気付き,自分たちがまとめた「責任を分けている」ということが正しかったことを確かめました。

【その後】
ごみステーションを動かしている町内会の取組の目的をとらえた子どもに,新潟市の新ごみ減量制度の取組と町内会の取組とを比べさせました。子どもは「地球の環境を守る」「人にやさしい」「自然にもやさしい」と発言し,そこから「   」とまとめました。健康で気持ちよく生活するために大切なことを見いだすことができました。

私にとって初めての初等教育研究会でしたが,多くのことを学ぶことができました。来年度の研究につなげていきたいと思います。公開授業に関するご意見等がございましたら,メールにてご連絡ください。

4年「ごみってどうなる?ごみをどうする?」学習指導案  4年「ごみってどうなる?ごみをどうする?」学習指導案
4年「ごみってどうなる?ごみをどうする?」指導計画  4年「ごみってどうなる?ごみをどうする?」指導計画
「さいがいからまちを守るために」
   今回は,「地域社会における災害及び事故の防止」における災害の防止にかかわって火災について学習します。

 本時までに,消防署の見学や学校,学校周辺にある消防設備の調査,消防団の方へのインタビューといった学習を通して,火災に携わる人々の工夫や努力をとらえました。そして,消防署と消防団の取組について,どちらも「火災から地域の安全を守りたいという同じ思いをもっている」と,共通点に気付きました。しかし,まだ地域社会とどうかかわるか,自分も協力しようとは考えていませんでした。

 本時では,まず新潟市の火災発生件数が減少していない事実,火災発生の原因,消防団の方の「火事が減らなくて残念だ」という思いを順に提示しました。子どもは,「消防署や消防団の人たちががんばっているのに,火事が減っていない」「一人一人が気を付けないといけない」と考えました。そして,学習問題『火事はなかなか減らないけど,自分はどうしたらいいか」を設定しました。
 新潟市で発生した大規模な火災の様子を提示し,「チャート図」に資料から分かった事実,事実についての解釈をまとめさせました。すると,子どもは資料から,「17棟も燃えた」「消防車が19台も出動した」「6時間かかって鎮火した」等,複数の事実を読み取りました。さらに,分かった事実から,「自分の家が注意しても燃えうつる」「どんなに小さな火でも燃えうつるかもしれない」等,自分の家だけでなく,近所の人たちにも大きな影響を与えると考えました。そこで,学習問題の結論を問いました。子どもは自分の考えを交流させ,「ちょっとしたことでも大きな火事になるから,火事の原因になることをしない。自分も地域の人も火事に備えたい」とまとめました。

詳しい授業と単元の内容については,指導計画,学習指導案,研究計画をご覧ください。
4年「さいがいからまちを守るために」学習指導案  4年「さいがいからまちを守るために」学習指導案
4年「さいがいからまちを守るために」指導計画  4年「さいがいからまちを守るために」指導計画
H27.9月研究計画  H27.9月研究計画
国語科: 里村 穣 国語科: 里村 穣
国語科:桑原 浩二 国語科:桑原 浩二
社会科:椎井 慎太郎 社会科:椎井 慎太郎
社会科:八幡 昌樹 社会科:八幡 昌樹
算数科:志田 倫明 算数科:志田 倫明
算数科:越村 尚貴 算数科:越村 尚貴
理科:竹内 義雄 理科:竹内 義雄
理科:加藤 聡 理科:加藤 聡
生活科:三星 雄大 生活科:三星 雄大
音楽科:佐藤 史人 音楽科:佐藤 史人
図画工作科:堀田 雄大 図画工作科:堀田 雄大
家庭科:尾形 美穂 家庭科:尾形 美穂
体育科:小野 浩由 体育科:小野 浩由
道徳科:剱 仁美 道徳科:剱 仁美
外国語:茂木 智弘 外国語:茂木 智弘
外国語:長谷川 郁貴 外国語:長谷川 郁貴
養護教諭:長谷川 由紀 養護教諭:長谷川 由紀
総合:梅津 祐介 総合:梅津 祐介
総合:浅間 一城 総合:浅間 一城
特別活動:八子 正彦 特別活動:八子 正彦
栄養教諭:佐藤 妙子 栄養教諭:佐藤 妙子
   
国語科
社会科
算数科
理科
生活科
音楽科
図画工作科
家庭科
体育科
道徳
外国語活動
虹の輪(総合的な学習時間)
特別活動
(C) 新潟大学教育学部 附属新潟小学校